テーマ/スタイル: 現代主義、比喩的表現、風景、肖像画
塗料: 油絵の具、混合絵の具
芸術性:ノミヤマは、第二次世界大戦中に抑留されるという逆境の中においても、芸術家として精力的に活動しました。このことは、彼が絵に対する情熱と傾倒の表れでもあります。作品の大半は、非常に現実主義的なスタイルに仕上げられ、完璧なラインや古典的な対象、および慎重に選ばれた魅力的な色彩が引き立っています。
主な経歴
- 1900年に日本の九州で生まれる。
- 1920年に渡米し、1926年にカリフォルニア芸術学校に入学する。
- 1927年、サンフランシスコの三原色学会の展覧会およびロサンゼルスの金門学園で開催された赤道車(Shaku-do-sha)芸術協会の展覧会に出品。
- 1920年代後半から1930年代にかけ、サンフランシスコ美術協会の展覧会に出品。1935年には、サンフランシスコ近代美術館の創立展覧会に出品。
- 第二次世界大戦中の1942年から1945年、彼はコロラドにあるグラナダ強制収容所に抑留される。ノミヤマと画家仲間のウエヤマトキオは、収容所の美術部門で生き延びた。ここで彼らは、55人の成人学生に、週に数回美術の授業を行っていた。
- 戦後、ニューヨークに住む。1947年、リバーサイド美術館に、日本人とアメリカ人で構成された芸術家グループのメンバーと共に作品を展示。
- 1960年代:作品をサンフランシスコのグレーテ・ウィリアムズ・ギャラリーに展示。
- 1974に日本に帰国。1934年に描いた彼の自画像(題:「マンダリンを持つ男」)が、アユミ(アメリカと日本の作品を掲載する名画集。サンフランシスコにて出版)に掲載される。
- 1980年、資料にはノミヤマはアメリカに戻ったとある。ただし滞在期間については記述がない。
- 1984年、日本で死去。
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